- 会計事務所の実務経験者が別の事務所に転職する場合、職務経歴書はどう書く?
- 会計事務所から経理など、異業種に転職する場合の職務経歴書の書き方は?
- 採用される人とそうでない人の書き方の違いは?例文をみておきたい!
この記事では、会計事務所経験者が転職活動する場合の職務経歴書の書き方を解説しています。
そのまま使える例文も掲載していますので、ご自身の経歴に合わせてアレンジして使ってみてください。
この記事の目次
会計事務所経験者の職務経歴書サンプル
20XX年X月X日
会計 税也
【職歴要約】
新卒で中堅税理士法人に入社をして2年間、一般法人部門で巡回監査、決算業務に携わりました。3年目に資産税部門に配属されてから3年間、財産管理法人の決算や相続関連業務に携わり株価算定や組織再編成などの実務を経験しています。
その後、建設重機販売会社の経理部門に転職し、帳票作成や入出金管理などの日常経理から四半期決算、法人税申告書や助成金の申請所の作成まで経理実務全般に携わりました。
経理部の主任となってからは業務の進捗管理や新入社員教育などを通し、部署内の人材育成も担当しております。
【職務経歴1】
税理士法人KAIKEIパートナーズ(20xx年4月~20xx年3月)
・顧客からの資料回収、原票から会計ソフトへの入力から月次監査・決算、税務申告書の作成まで(15社を担当)
・顧客の事業承継についての聞き取り、財産調査、株価の算定などを基に相続対策についての提案業務。
[主な顧客]機械製造業(資本金1千万円、売上高1億7千万円、従業員数10名)
不動産賃貸業(資本金1千万円、売上高7千万円、従業員数5名)
【職務経歴2】
株式会社会計重機(20xx年4月~現在)
事業内容:建設重機販売会社
資本金:1億5千万円、売上高:5億円(00年度)、従業員数:250名
20xx年4月
入社、経理部経理課に配属(課長以下5名)
・月次監査から月次・年次財務諸表の作成まで
[月次処理]売掛金の回収管理・買掛金の支払処理・月次監査、部門別損益計算書、試算表の作成
[決算処理]消費税申告書、決算報告書、国税・地方税確定申告書、の作成、法人税、消費税の申告書作成
・会計ソフトへの仕訳入力から決算、税務申告まで(弥生会計、達人シリーズ)
20xx年4月~現在
経理部経理主任に就任(部下2名)
・資金繰り表、キャッシュ・フロー計算書作成
・税理士監査応答
・助成金の申請書作成から提出まで
・関連会社の月次・年次監査(2社)
・新入社員研修の立案・運営
・社内研修講師
・新卒、中途採用業務(インターンシップ講師、面接)
【資格、特技】
・簿記2級(19xx年)
・税理士科目合格(簿記論、消費税)(20xx年)
【パソコンスキル】
Word、Excel(マクロ作成まで)、PowerPoint
【自己PR】
現職では会計事務所での経験を生かし、入社時より経理処理全般から税務申告までを担当しております。
管理職となってからは関連会社の監査を2社担当しています。
管理職3年目となった昨年からは、新入社員研修・社内研修の運営や採用業務にも携わっております。
今後は前職の経験を生かし、人材の育成にも強い経理マンとして研鑽を積んでいきたいと考えております。
>>環境劣悪な「ブラック事務所」で働きたくない人が知っておくべきこと
職務経歴でアピールするには略歴はシンプルに強調しよう
職務経歴書はいかに「略歴」で採用者の興味を引けるかが勝負です。
長くても5行以内で経歴をまとめつつ強みをアピールしましょう。
ここでは、以下のサンプルを使って職務経歴書の書き方を解説していきます。
会計事務所に転職する場合
会計事務所の採用担当者が知りたいのは、まず月に何件担当できるかということです。
これに加えて顧客に対してどのような業務をどのレベルまで対応できるかということです。
一連の巡回・決算業務はできて当たり前です。
助成金の申請や連結決算など、経験や自信がある業務について具体的な数字を出してアピールしましょう。
会計事務所以外に転職する場合
応募企業の業種や社風を勘案し、財務分析や助成金の申請のほかチームの管理能力など、今までの経験を生かせるポイントを見極めてアピールすると目を引きます。
その他経歴は必ず書く!
特殊案件については必ず書きましょう。
特殊案件の経験は他の応募者と差をつけるチャンスです。
チームでの分担や補助業務であっても必ず書きましょう。
面接官が欲しがる経歴をリサーチしよう
最近は企業や会計事務所のHP、SNSも充実しています。
相手が「欲しい人材」「欲しい経歴」をリサーチしてアピールすべき経歴を見極めましょう。
資格・スキルも重要
税理士の資格がなくても、科目合格をしている場合は選考でプラスになります。
まだ合格していない科目についても、勉強中であれば書くべきです。
税務会計以外の資格やスキルについて
英語や中国語などの語学スキルは今後ますます重要になります。
検定資格を持っていなくても業務上外国語でやり取りをした経験や、海外取引の証憑を扱った経験があればアピールポイントとして使いましょう。
30代以降の管理職候補であればチームをまとめる管理スキルも求められる能力の一つですね。
自己PRは面接の台本
面接官の質問を引き出す自己PRを書きましょう。
職務経歴書には編年体式編年体式・逆編年体式・キャリア式の3つのフォーマットが一般的です。
「逆編年体式」は一番「旬」な経歴が最初に目につくので、前職の経験をアピールしたい会計事務所経験者にピッタリですね。
ブラックな会計事務所で働きたくない人へ
税理士業界で働く人にとって、
どういう事務所で働くか?は、
その後の人生を決定してしまうほど重要な問題です。
ブラック事務所の労働環境は本当に過酷です。
激務すぎて税理士試験との両立なんて不可能ですし、
月給手取り16万円で毎日のように残業させられる…
みたいなこともあります。
会計事務所で働けるならとりあえずOK(どうせ独立するし…)
↑こういう感じで税理士業界に入ると失敗してしまうので注意してください。
ブラック事務所を最初から選択肢に入れないことが大切ですよ。
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