- 経理から税理士に転職するってどう?
- 働きながら税理士試験に合格するには何年ぐらいかかる?<_li>
- 経理と税理士補助の仕事内容はどう違う?
経理として働いている人の中には、税理士という職業になんとなく興味を持っている方も多いかもしれません。
多くの企業では顧問税理士という人たちがいて、経理スタッフともかかわる機会が多いですよね。
この記事では、経理から税理士というキャリアの構築方法について解説します。
ぜひ参考にしてみてください。
経理から税理士を目指すなら、会計事務所で実務経験を積もう

(経理から税理士に転職するなら、会計事務所で実務経験を積むのが王道です)
税理士を目指すなら、まずは会計事務所(税理士事務所)への転職を検討しましょう。
会計事務所というのは、資格を持った税理士が開業している事務所のことです。
基本的に従業員数5名〜20名程度など、小規模で活動している組織が多いですね(少数精鋭のプロ集団という感じです)
開業している税理士の元で税理士補助として働き、税理士としての実務経験を積みながら税理士試験の合格を目指すのがこの業界の王道(最短ルート)です。
試験勉強との両立がしやすい会計事務所を勤務先に選ぶことが大切
なお、働きながら税理士を目指す場合、試験勉強は長期戦になります。
だいたい5年〜8年ぐらいかけて試験合格を目指すことになるでしょう。
(勉強ができる人なら、3年程度で合格してしまう人も中にはいますが)
短期合格を目指すなら、働く環境が何よりも大切になります。
最短で試験合格を目指したい人は、ワークライフバランスの維持しやすい事務所の求人を狙って就活していくことが大切です。
会計事務所の中には、職員の受験勉強を応援してくれる雇用環境を整えている事務所もありますよ。
逆にいうと、会計事務所の中には仕事が激務すぎて試験勉強との両立なんてとても無理…といった状況のところも存在しています。
仕事を覚えることを最優先で働きたい人なら別ですが、仕事が忙しすぎる事務所は基本的に避けておいた方が無難です。
税理士試験は科目合格制度がある(社会人でも合格しやすい)
税理士は最難関レベルの国会資格で、合計5科目に合格しないといけない試験です。
ただし、科目合格制度(一度合格した試験科目は一生涯有効な制度)があるので、社会人でも挑戦しやすい試験といえます。
「1年に1科目ずつ、5年かけて合格する」といったように、現実的なプランを立てることも可能ですよ(実際にはもっと早く合格できるケースもあります)
もちろん、税理士試験は日本最難関レベルの国家試験ですし、税理士の仕事内容は経理事務よりも難易度がかなり高いのは事実です。
決して楽な道ではありませんが、資格を持った税理士として働けるようになれば大幅なキャリアアップできることは間違いありません。
税理士の働き方はさまざま
なお、ひとくちに「経理から税理士を目指す」といっても、税理士になった後の働き方はさまざまです。
独立を目指す人が多い資格ではありますが、企業内で勤務税理士として活躍することも考えられます。
いずれにしても、税理士を目指すなら、可能な限り早期での試験合格を達成することが大切です。
経理から税理士を目指す!具体的なキャリアプラン例
↓経理から以下のようなキャリアプランを参考にしてみてください。
- まずは会計事務所(税理士事務所)に転職する
可能な限りワークライフバランスが良く、従業員の資格取得を応援してくれる環境のある事務所求人を狙って就活するようにしましょう。 - 会計事務所で3年〜5年ほど働きながら、税理士試験5科目合格を目指す
税理士試験は科目合格制度がありますから、仕事をしながらでも「1年に1科目」などのペースで5科目合格を目指せます。なお、実務と理論をリンクさせながら学びを深めていくのが短期合格のコツです。 - 税理士として登録し、転職または独立を視野に入れる
税理士として独立してやっていくなら、なんらかの「得意分野」を持っておきたいところです。
相続税申告(資産税分野)や、国際税務などの税法に対応できるようになることや、医業や社会福祉法人などの特定分野の顧客を持てるよう、業界ならではの税法や経営に関する知識を深めていくなどが考えられます。一方で、企業の経理財務部門で企業ない税理士として働くことも選択肢の一つです
なお、税理士試験は「社会人向けの試験」です(受験資格として大卒または簿記1級の合格が必要なこともあって、そのようになっています)
なので、会計事務所は年齢高めの人でも未経験で働き始めることが十分可能ですよ。
現在のあなたの年齢が30代以上であったとしても、会計事務所でキャリアをスタートすることができます。
会計事務所の仕事は経理とどう違う?
会計事務所の仕事内容と、経理の仕事内容にどのような違いがあるか理解しておきましょう。
会計事務所の仕事内容というのは、
おおまかにいえば「決算業務と税務申告だけを集中的にやっている」という感じです。
(経理の日常業務はすっとばして、決算だけを専門でやっているイメージ)
ひとりの職員につき20件〜30件ほどの顧問先を担当していますので、年間で20件以上の決算をやることになります。
必然的に、会計や税務についての高度な知識を身につけることができますが、勉強も必要です。
税法は毎年のようにルールが変わりますので、
常に勉強して新しい情報を仕入れていくことが求められますね。
もちろん、会計や税務の知識の根本的な部分は税理士試験の勉強で学ぶ内容です。
会計事務所で実務を覚えながら、税理士試験の勉強をこつこつ進めていくことが、税理士としての仕事能力を高めていくことにつながります。
会計事務所の職員は外部とのやりとりが多い
会計事務所の職員は、経理と違って「常に外出して仕事をしている」という感じの働き方になります。
(月次監査や巡回監査といった名目で、1ヶ月に1回程度、顧問先の事業所にお邪魔して経理処理をチェックします)
税理士として働いていくにはコミュニケーション能力も大切です。
経理として社内の人たちとのやりとりだけをしてきたという方は、最初は面食らう部分があるかもしれませんね。
ただ、職員として働く限りは新規開拓営業のようなことはする必要がありませんし、
基本的には顔見知りの相手(クライアント企業の社長さんや経理担当者さんです)とのやりとりがメインになりますので、大きな苦痛はないと思いますよ。
ブラックな会計事務所で働きたくない人へ

(税理士業界で働くなら「どの会計事務所を勤務先に選ぶか?」は超重要です)
税理士業界で働く人にとって、
どの会計事務所で働くか?は、
その後の人生を決定してしまうほど重要な問題です。
ブラック事務所の労働環境は本当に過酷です。
激務すぎて税理士試験との両立なんて不可能ですし、
月給手取り16万円で毎日のように残業させられる…
みたいなこともあります。
会計事務所で働けるならとりあえずOK(どうせ独立するし…)
↑こういう感じで税理士業界に入ると地獄を見ます。
ブラック事務所を最初から選択肢に入れないことが大切ですよ。
とはいえ、応募先候補の事務所がブラック環境どうか?
なんてなかなか分かりづらいですよね。
ブラック事務所にまちがえて応募するリスクを避けたい人は、
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