- 税理士になるには何年かかる?
- 最短で税理士になるには?
- 最短で税理士試験に合格する攻略法を知りたい!
年単位での勉強が必要になってくる「税理士試験」は、実際どのくらい時間がかかるものなのでしょうか。
税理士登録のためには実務経験が必要なこともあり、
最短で税理士になるには何年かかるのか気になりますよね。
この記事では、社会人が働きながら勉強することを前提に、
税理士になるにはだいたい何年くらいかかるのか?ということをお話しします。
また、最短合格のためにおすすめの仕事や攻略法もお伝えしていきますよ。
しっかりスケジュール管理をして、ぜひ最短合格を目指してください!
この記事の目次
税理士になるには何年かかる?最短合格の攻略法は?
社会人の場合、税理士試験に合格するまでには、一般的に5年前後かかると言われています。
ただし、人によって仕事の環境はさまざまでしょう。
人それぞれペースが異なるので、合格までに10年以上かかる方もいれば稀に2年という方もいます。
最短で税理士になりたいなら会計事務所がおすすめ
実際には、会計事務所で働きながら受験勉強をする人が多いです。
これは最短で税理士になるためにもおすすめの攻略法ですよ。
というのも、税理士登録をするためには、実務経験が最低2年必要なんですよね。
会計事務所で働きながら税理士試験を受験すれば、
合格したときに実務経験の要件を満たせるので、すぐに登録できますよ。
企業経理として働きながら目指す方法もある
一般企業での経理経験も、「実務経験」として認められることがあります。
「会計に関する事務で政令で定めるもの」が、税理士法第 3条第1項により実務経験として認められているからです。
- 貸借対照表の作成
- 損益計算書の作成
- その他会計に関する事務処理や手続き
がそれに当たります。
なので、企業の経理として働きながら勉強するのもアリですね。
ただし、判断を要しない機械的な事務や、経理以外の業務を兼任しているときは、
その時間は除外されてしまいます。
税法免除大学院も選択肢に入れよう
最短で税理士試験合格を目指すのであれば、大学院も選択肢のひとつです。
税法免除大学院で修士論文を書いて、論文が国税審議会で認定されれば、
なんと税法2科目が免除になります!
講義が夕方や土日に実施される大学院を選べば、会計事務所で働きながら通うことも可能ですよ。
>>環境劣悪な「ブラック事務所」で働きたくない人が知っておくべきこと
「5年で5科目合格」を達成するための方法
当然のことながら、やみくもに勉強しても合格は勝ち取れません。
攻略法を組み立てるには、しっかりと税理士試験の特徴を知る必要があります。
まず、税理士試験は科目合格制を取っていますよね。
一気に5科目を受験して合格する必要はなく、1科目ずつ受験して科目合格を積み重ねていきましょう。
具体的には、会計学2科目と税法3科目の合計5科目に合格する必要があります。
さらに税法3科目のうち法人税法もしくは所得税法のいずれか1科目には、
必ず合格しなければいけません。
会計学には
- 簿記論
- 財務諸表論
税法には
- 所得税法
- 法人税法
- 相続税法
- 消費税法
- 酒税法
- 国税徴収法
- 住民税
- 事業税
- 固定資産税
があります。
ちなみに消費税法と酒税法、住民税と事業税の組み合わせを選択することはできませんよ。
【1年目】簿記論・財務諸表論合格を目指す
おすすめの攻略法は、1年目に簿記論・財務諸表論合格を目指すことです。
会計学の簿記論・財務諸表論は税理士試験の登竜門ですよね。
多くの人が最初に受験する科目であり、会計学に合格した方が次の税法というステージに移ります。
実務でも、記帳代行をするためには簿記論・財務諸表論の知識が必要です。
まずは会計学で税理士試験への理解を深め、勉強することに慣れましょう。
【2年目】消費税法合格を目指す
会計学に合格したら次は税法を受験します。
専門学校の指導によって受験科目が異なるかもしれませんが、
実務で欠かすことのできない消費税法がおすすめです!
転職活動をする上でも、消費税法の勉強経験を求められることが多いですよ。
【3年目】法人税法もしくは所得税法合格を目指す
3年目は、法人税法もしくは所得税法といった必修科目を受験しましょう。
今まで受験した科目の比にならないぐらいボリュームが多いです。
1年で合格できるに越したことはないですが、2年かかる可能性も十分あります。
【4・5年目】残りの1科目を目指す
もし必修科目が合格できていなければ、法人税・所得税に再チャレンジしましょう。
順調に合格されている場合は残り1科目を受験します。
合格を最優先にするなら、ミニ税法といわれる
- 国税徴収法
- 住民税
- 事業税
- 固定資産税
あたりを選択する方が多いです。
ボリュームが多くなりますが、今後のキャリアを考えて「相続税法」を選択するのも良いでしょう。
ブラックな会計事務所で働きたくない人へ
税理士業界で働く人にとって、
どういう事務所で働くか?は、
その後の人生を決定してしまうほど重要な問題です。
ブラック事務所の労働環境は本当に過酷です。
激務すぎて税理士試験との両立なんて不可能ですし、
月給手取り16万円で毎日のように残業させられる…
みたいなこともあります。
会計事務所で働けるならとりあえずOK(どうせ独立するし…)
↑こういう感じで税理士業界に入ると失敗してしまうので注意してください。
ブラック事務所を最初から選択肢に入れないことが大切ですよ。
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「今の職場がどうしてもしんどくなったら転職もある」
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