広告

税理士事務所経験者の転職活動

税理士事務所を1年で辞めるってどう?経験年数別の転職市場での評価

結論から言うと、税理士事務所を1年以内など短期間で転職することはおすすめできません。

税理士事務所ではその時期にしか作業しない業務もあるため、

1年でやっと一通りの業務を行える形となるためです。

そのため1年で転職してしまうと、

業務の知識がしっかり身に付かないというリスクもあります。

また税理士事務所によっては入所してすぐは会計入力が中心で、

申告書作成補助はある程度日々の業務に慣れてから任されるという事務所も多いです。

実際に私も以前入所した事務所では、

入所してから半年以上経ってから申告書作成補助をしました。

ただし社長のみでやっているような小規模の顧問先が多い税理士事務所であれば、

顧問先を多く抱えているケースも多いです。

そのためなるべく早く良い事務所へ転職したい人は、

小規模の顧問先が多い税理士事務所へ入所すれば比較的早く申告書作成補助に関わらせてもらいやすいためおすすめです。

税理士事務所を1年以内に辞める人は「かなり多い」のが現実…

税理士事務所を1年以内に辞める人は「かなり多い」のが現実です。

私が以前勤めていた事務所でも入所して1年以内に辞める人が3・4人程度いました。

辞める原因で一番多いのが、

「仕事内容が思っていたよりハードだった」ということです。

どうしても年末調整時期や確定申告時期は締め切りが重なってしまうため、

税理士事務所はこの時期には業務量が多いです。

実際に私も22時まで残業したり、

土曜日に出勤して仕事をすることもありました。

そのため税理士事務所の現状を知らずに入所してしまうと、

入所後のギャップで疲れてしまうのも仕方ないことだと言えます。

ただし忙しい時期でも休日出勤や残業がない税理士事務所も結構ありますので、

ワークライフバランスを大切にしたい場合はそのようなホワイトな税理士事務所を探すことをおすすめします。

>>環境劣悪な「ブラック事務所」で働きたくない人が知っておくべきこと

税理士事務所での経験年数の転職市場での評価について

税理士事務所 経験年数

(税理士事務所経験者の「経験年数」はどのように評価される?)

 

税理士事務所というのはどこも同じような仕事をしていますので、

実務経験者と認められれば転職を成功させやすいのが強みですね。

ただ、ひとくちに「税理士事務所の経験者」といっても、当然ながら実力は人それぞれです。

特に、経験年数がどのぐらいあるか?については採用担当者も必ずチェックしています(それによって提示される年収額も変わってきます)

この記事では、税理士事務所の経験者が、経験年数別にどのように評価されるものなのか?について、実際に採用担当の経験もある立場として解説いたします。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

税理士事務所で「一人前」と評価される経験年数は3年〜

結論から先に言うと、税理士事務所に実務経験者が応募してきた場合、

↓以下のように経験年数別に評価されるケースが多いでしょう。

  • 経験年数1年未満
    税理士事務所の仕事とはどういうものか?はわかっていると判断されるものの、実務能力的には未経験者として扱われます。
  • 経験年数1年以上〜3年未満
    一応は「実務経験者」あつかいですが、年収などの提示額は未経験者と基本的に同じ程度になるケースが多いです。
  • 経験年数3年以上〜5年以内
    一人前の実務経験者として扱われるのはこの経験年数からです(最初から担当顧問先がつくレベル)。
    実際にどのぐらいのレベルの業務を経験してきているか?によって提示される年収は変わってくると思われます。
  • 経験年数5年以上
    ベテランの実務経験者として扱われます。小規模な個人事務所などだと、最初からパートナー扱いで入社することもあるでしょう。

最初から実務経験者として扱われるには、

最低でも3年以上の実務経験を積んでおきたいところです。

もちろん、1年〜3年未満の実務経験でも未経験者よりよほど評価されるのは間違いありませんが、「入社当初から担当を持てるレベル」と評価されるかどうかは微妙なところですね。

(そのように評価されない場合、当然ながら提示年収も低くなります)

税理士事務所経験者の平均年収は?

税理士事務所に実務経験者として転職する場合、

↓経験年数に応じて以下のような金額が平均年収の目安となるでしょう。

  • 経験年数1年未満
    年収300万円〜350万円程度
  • 経験年数1年以上〜3年未満
    年収350万円〜400万円程度
  • 経験年数3年以上〜5年以内
    年収400万円〜500万円程度
  • 経験年数5年以上
    年収500万円〜程度

なぜこのような評価になるのか?というと、以下のような理由があります。

税理士事務所(税理士事務所)というのは「顧問料ビジネス」です。

(顧問料ビジネスとは、顧問先が払ってくれる「顧問料単価 × 職員1人あたりの担当顧問先数 × 職員数」で事務所の収益が決まるビジネスのことです)

なので、職員の年収は何件の顧問先を担当できるか?と、

どのぐらいの規模の顧問先を担当できるか?(基本的に規模の大きな顧問先は顧問料単価が高い)の2つによってほぼ決まります。

経験年数1年未満の人の場合

経験年数1年未満の人は、入社当初から顧問先を1人では担当できないケースが多いでしょう。

なので、提示される年収も未経験者採用と同程度になってしまう可能性が高いです。

経験年数1年以上〜3年未満の人の場合

また、経験年数1年〜3年程度の人の場合は、担当を持てたとしても個人事業主や小規模法人レベルの企業担当になるケースが多いと思われます。

必然的に、担当先の企業から受け取れる顧問料単価は低いので、それに応じて年収も低く抑えられがちです。

経験年数3年以上の人の場合

経験年数3年以上なら、基本的に「最初から一人で担当先を持てる人」と言う扱いになるケースが多いです。

特に、経験年数5年以上なら「この業界のベテラン」扱いですので、最初からかなり規模の大きな顧問先を担当するケースも考えられます。

実際にどの程度の規模の担当先を任せられるか?はその人の能力と経験次第ですが、最低でも年収400万円程度は保証されるケースが多いでしょう。

(このぐらいはないとそもそも応募が集まりません)

年齢と経験年数の関係は?

税理士事務所に実務経験者として転職する場合、年齢が何歳か?はあまり関係ないです。

(そもそも平均年齢がきわめて高い業界なので、30代の未経験者も普通にいます)

重要なのは年齢よりも、経験年数とその内容ですね。

経験年数3年程度であったとしても、資産税の経験があるとか、

年商10億円や従業員100超規模の企業を担当してきたとかいった経験のある人なら、高く評価される可能性は十分にあります。

税理士事務所はとにかく小さな組織で、即戦力が求められる傾向があります。

(つまり、入社してすぐに担当を持てることが重要)

即戦力が求められる世界というのは、能力にまだ自信がない人にとってはきびしい世界である一方で、

能力や経験に自信がある人にとってはきわめて好都合な世界です。

税理士事務所ですでに3年以上の実務経験がある人なら、良い条件で転職できる可能性は高いですよ。

>>環境劣悪な「ブラック事務所」で働きたくない人が知っておくべきこと

【体験談】私が税理士事務所に転職してみて後悔したこと

私が税理士事務所へ転職して後悔していることは、

税理士試験との勉強の両立ができないことです。

もちろん両立支援のために顧問先件数を調整してくれたり、

試験前には休暇を取らせてくれる事務所もありますよ。

ただ「仕事が最優先」で、

税理士試験の勉強は「自己努力での両立が当たり前」

という事務所もあるんです(私の事務所)

私の場合、仕事が忙し過ぎて家に帰ってからの勉強時間が確保できず、

受験した科目が2年連続で試験不合格でした。

資格スクールの講義は土曜日の通学をメインにしていたのですが、

休日出勤もあったため、通学できないことが続いたこともあります。

資格学校の費用も数十万円で事務所からの補助もないため、

試験結果で不合格の文字を見たときは、

「もっと勉強との両立がしやすい事務所を勤務先に選べばよかった…」と本当に後悔しました。

税理士事務所で働きながら税理士資格取得を目指す人は、

どういう事務所で働くか?にはかなりこだわった方が良いですよ。

ブラックな会計事務所で働きたくない人へ

(税理士業界で働くなら「どの会計事務所を勤務先に選ぶか?」は超重要です)

 

税理士業界で働く人にとって、

どういう事務所で働くか?は、

その後の人生を決定してしまうほど重要な問題です。

ブラック事務所の労働環境は本当に過酷です。

激務すぎて税理士試験との両立なんて不可能ですし、

月給手取り16万円で毎日のように残業させられる…

みたいなこともあります。

会計事務所で働けるならとりあえずOK(どうせ独立するし…)

↑こういう感じで税理士業界に入ると失敗してしまうので注意してください。

ブラック事務所を最初から選択肢に入れないことが大切ですよ。

ブラック事務所にまちがえて入社してしまうリスクを避けたい人は、

会計職専門の転職サイトで求人情報を探すのがおすすめです。

ブラック事務所の求人はあらかじめ排除されているので、

まちがえて応募するリスクを避けることができます。

ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)

ホワイト事務所の求人多数あり!

ヒュープロは、税理士事務所や経理の求人専門の無料転職サイトです。
未経験・資格なしで応募可能な求人
実務経験2年以上で年収600万円の求人
資産税特化型の事務所の求人
大手税理士法人の求人(BIG4含む)
ワークライフバランス型の残業なし求人
会計事務所から経理への転職求人
など、好条件な求人が多数ありますよ。
>>現時点で8,702件の求人があります

(求人例:クリックで拡大)

(求人例:クリックで拡大)

↓例えば以下のような求人がたくさん見つかりますよ。

管理人
  • 年収700万円でスタートの実務経験者向け求人
  • 資産税業務の経験が積める大手事務所法人
  • 税理士試験との両立歓迎のワークライフバランス求人
  • 未経験でも年収400万円〜の事務所求人
  • BIG4税理士法人を含む大手税理士法人の求人

(会計事務所の求人例)

(会計事務所の求人例)

(会計事務所の求人例)

(会計事務所の求人例)

(会計事務所の求人例)

>>現在募集中の会計事務所求人で年収を見てみる

転職サイトは完全無料で使えます。

今すぐは転職する気がない人も使えるので、

情報リサーチに活用しましょう。

管理人

普段から転職サイトを見る習慣をつけておくと、

「今の職場がどうしてもしんどくなったら転職もある」

という選択肢に気づけます。

いい意味での逃げ道を確保しておくのが大切ですよ。

ヒュープロ(税理士業界専門の無料転職サイト)

ホワイト事務所の求人多数あり!

ヒュープロは、税理士事務所や経理の求人専門の無料転職サイトです。
未経験・資格なしで応募可能な求人
実務経験2年以上で年収600万円の求人
資産税特化型の事務所の求人
大手税理士法人の求人(BIG4含む)
ワークライフバランス型の残業なし求人
会計事務所から経理への転職求人
など、好条件な求人が多数ありますよ。
>>現時点で8,702件の求人があります

(求人例:クリックで拡大)

(求人例:クリックで拡大)

-税理士事務所経験者の転職活動

© 2024 税理士業界の転職作法